絶景かな、絶景かな。三門からの開放的な京の眺望「大本山 南禅寺」

訪れる 東山・祇園

風格のある重厚な太い柱が支える三門

風格のある重厚な太い柱が支える三門

左京区に位置する南禅寺は京都屈指の格式を誇るお寺で、修学旅行生や観光客が絶えず訪れ、一年中人並みが途絶えることがありません。
威風堂々たる三門の石段を上がれば、豊かな木々の季節ごとに違う表情が広がる境内。
柱を額縁に見立てて切り取られたその景色はまるで絵画のように美しく、桜や紅葉、夏の緑など四季折々楽しめます。

三門の上から絶景を楽しむ

三門の上から絶景を楽しむ

三門の楼上へは上ることができ、周辺の木々の向こうには京都の街並みが広がります。
有名な歌舞伎での名台詞「絶景かな絶景かな」と言った舞台であり、特に桜や紅葉の時期の眺めは見事です。
楼上は回廊をぐるりと一周できるので、境内や周辺寺院、街並みから遠景の山々の景色も楽しめるでしょう。

情緒ある景観を作り出す石畳

情緒ある景観を作り出す石畳

本坊の左手にある特別な行事の時にのみ使用される唐破風の大玄関が印象的。
石畳と苔、両側に配した木々や景石、正面に見えるつい立ての絵、すべてが相まって風雅な趣を放っています。
大玄関の左手には方丈に続く書院が配され、方丈庭園へと進みます。

江戸時代初期を代表する庭園

江戸時代初期を代表する庭園

小堀遠州作と伝えられる枯山水庭園は、「虎の児渡し」と呼ばれるものです。
三頭の子を連れた虎が川を渡る様子を表現したものと言われ、その様子を思い浮かべながら庭を眺めます。
すがすがしい空気と侘び寂びの世界観に、心が穏やかに涼やかになってゆくのを感じるでしょう。

南禅寺境内にある印象的なアーチ

南禅寺境内にある印象的なアーチ

南禅寺の境内は広く自然豊かで、夏には木々のみずみずしい青葉に包まれます。
古代ローマの水道橋を参考に設計されたといわれる、特徴的な赤レンガ造りの水路閣。
周りは緑にあふれており、この時期ならではの赤レンガと新緑による対比が美しい光景に出会えるでしょう。

施設名 大本山 南禅寺
住所 〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町
最寄り駅 地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩約10分
URL http://nanzen.net/
最寄りのバス停 市バス「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩約10分
営業時間 拝観時間 3月~11月 8:40~17:00 / 12月~2月 8:40~16:30 ※受付は拝観時間終了の20分前まで
入場料 (三門)一般 500円 高校生400円 小中生300円/(方丈庭園)一般 500円 高校生400円 小中生300円/(南禅院)一般300円 高校生250円 小中生150円

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