他では見られない、可憐さに心躍る客殿がある「正寿院」

目の前に広がる明るく軽やかな空間

猪目とは、古来より寺社建築の装飾に使われてきた伝統文様。
建物を守り、災いをよけ、福をまねく、という意味が込められています。
この可愛い窓の外に見える景色は、春夏秋冬色を変え、見る人の心をさらに躍らせます。
天井を埋め尽くす華やかなアート

色とりどりの花や風神・雷神に舞妓などが目に飛び込んできます。
東西南北の四隅には、青龍・白虎・朱雀・玄武の四守護神が見守る配置。
「花と日本を感じる風景」をテーマに、書家・日本画家などにより手掛けられた華々しい絵が、天井を埋め尽くしています。
夏の風物詩・風鈴まつり

7月1日~9月18日まで行われており、正寿院は別名「風鈴のお寺」ともいわれます。
全国ご当地風鈴を見て、その音に耳を傾けて、風に乗るお茶の香りを感じ、味わい、風鈴絵付け体験で楽しんでみましょう。
元々の厄除けの意と共に、チリンチリンと涼しい音を奏で暑い夏を払う、日本人にはかかせない涼しの風情です。
十人十色の願いごと

古くから縁起が良いといわれるお守り、叶紐(かのうひも)。
大事に持ち帰るも良し、境内にある地蔵堂に結ぶも良し。
たくさんの人々が、それぞれの思いを持って訪れているのを感じます。
自然に抱かれ見守られる正寿院

本堂への入り口となる山門の脇には、樹齢500年を越えるサルスベリの大木が勢いよくその手を伸ばしています。
意志をもっているようなその姿は、まるでこの寺を長く見守ってきた頼もしい門番のようです。
施設名 | 正寿院 |
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住所 | 〒6100211京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149 |
電話番号 | 0774-88-3601 |
URL | http://shoujuin.boo.jp |
最寄り駅 | 京阪宇治駅・JR宇治駅・近鉄新田辺駅 |
最寄りのバス停 | 京阪宇治バス(180・182・184系統)「維中」前 コミュニティバス「奥山田」下車 徒歩約10分 |
営業時間 | 拝観時間8:30-16:30(11月~3月は8:30-16:00) |
入場料 | 拝観料400円 |

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