豊臣秀吉の妻ねねの思いが今もひっそりと佇む「圓徳院」

訪れる 東山・祇園
豊臣秀吉の妻ねねの思いが今もひっそりと佇む「圓徳院」

圓徳院の始まり

圓徳院の始まり

秀吉の妻であるねねの終焉の地となった圓徳院は、京都観光の中心スポット、東山エリアにある「ねねの道」に静かに佇んでいます。
ねねは、秀吉の没後、冥福を祈り、供養を行うために圓徳院を建立しました。
こうしたねねの秀吉への強い思いは、二人が当時では珍しい恋愛結婚で結ばれたからではないでしょうか。

豪華絢爛な文化

豪華絢爛な文化

寺院の部屋には、金色の派手な松・竹・梅や白い龍が描かれた襖絵が飾られています。
襖絵を見ると、日本の天下統一を果たした秀吉の勢いや、豪勢で華やかな文化を好んでいたことを想像できます。
派手好きな秀吉をお祀りしているため、寺院では珍しく、境内はいつも華やかな空間にするように心掛けられています。

豪勢な北庭

豪勢な北庭

北庭の特徴は、ふんだんに置かれた多数の巨大な石で、秀吉の豪快さや勢いを感じます。
当時、秀吉が築いた伏見城にあったねねの化粧御殿の前庭を移築したもので、原型をほぼ留めており、安土桃山時代の代表的な庭園の一つとして、日本の名勝指定を受けている見応えのある庭です。

優美な南庭

優美な南庭

南庭は、北庭とは対照的にねね好みの造りになっており、巨大な石は隅に配置され、1年を通してお花が見られます。
ねねが秀吉を側で支え、秀吉の華やかな好みを取り入れていたことを感じさせる雰囲気となっています。
ゆっくり座って庭を眺めれば、心が落ち着き、ねねのような温かい気持ちになれそうです。

抹茶を飲んで一息

抹茶を飲んで一息

北庭では、抹茶が振る舞われているので、庭園を眺めながら抹茶を飲んで一息つきませんか。
旅の疲れや日頃の疲れをリフレッシュできるのではないでしょうか。
ねねの温もりが残る圓徳院で幸せを感じるひとときを過ごしてみてください。

施設名 圓徳院
住所 〒605-0825 京都市東山区下河原町530
電話番号 075-525-0101
最寄り駅 京阪電鉄「祇園四条」下車 徒歩15分
URL http://www.kodaiji.com/entoku-in/pdf/entokuin_e.pdf
最寄りのバス停 京都市バス「東山安井」下車 徒歩5分
営業時間 10:00〜17:00
定休日 なし
入場料 一般500円 30名以上団体400円 中高生200円 小学生無料

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