あたり一面「緑」の世界、日本庭園の美を体感する「祇王寺」

訪れる 嵐山・嵯峨野
あたり一面「緑」の世界、日本庭園の美を体感する「祇王寺」

祇王寺で感じる様々な「緑」

祇王寺で感じる様々な「緑」

苔と一言でいえども、その種類は多種多様。

地面にびっしりと生える苔だけでなく、植物の間から生い茂る大きなマリモのような苔、色身の明るいチクチクとした苔などその種類は様々です。

さらには青紅葉や竹林の緑も加わりまさに緑の宝庫です。

色の鮮やかさ、深さが異なる緑の世界を体験することができます。

どこか愛らしい鉢植えになった苔

どこか愛らしい鉢植えになった苔

自然な姿で苔を見ることができるだけではなく、小さな鉢に入れられた苔もあります。

驚くべきはその種類の豊富さで、祇王寺では10種類を超える苔が育てられています。

苔庭を進んだ奥にありますので、苔の種類や形、色を細部にわたって確認したい方はこちらに立ち寄ってみて下さい。

柔らかい光が差し込む虹の窓

柔らかい光が差し込む虹の窓

日本古来の住宅様式であるかやぶき屋根でできた建物「草庵」にある吉野窓は別名「虹の窓」と呼ばれています。

これは、影が虹の色に見えることから名付けられたそうで、運が良ければ見られるかもしれません。

お庭を直接見るのもよいですが、この虹の窓を通して季節の色を感じるのも祇王寺のおすすめの楽しみ方です。

真っ直ぐに伸びる竹

真っ直ぐに伸びる竹

天にまで届きそうな勢いで伸びる竹林も祇王寺の見どころです。

この竹林が静やかな雰囲気を漂わせます。

まっすぐと育った竹林に囲まれたお庭に入ると、庭の外とは別世界にいるような感覚に陥ります。

竹によって隔離された緑の世界、苔によって醸し出される和の空間は訪れる人々の心を和ませるでしょう。

季節ごとに表情を変えるお庭

季節ごとに表情を変えるお庭

今回ご紹介したのは「緑」の祇王寺でしたが、秋には紅葉が境内を「赤」に染め上げます。

その紅葉の量は、落ちたときには地面に生える苔を覆い尽くすほどだそうで、数ヶ月前の姿からは想像もつかないほど綺麗な紅色に染まります。

また春には季節の花、冬には雪景色と1年中見応えがあるのも祇王寺の特徴です。

施設名 祇王寺
住所 〒616-8435 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話番号 075-861-3574
最寄り駅 嵯峨嵐山駅より徒歩20分 嵐山駅より徒歩20分
URL http://www.giouji.or.jp
最寄りのバス停 嵯峨小学校前 下車 徒歩17分
営業時間 午前9時~午後5時(受付終了午後4時30分)
入場料 大人300円・小人(小中高)100円

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