京都の夏を彩る幻想的な紫の彩り、桔梗と苔の庭「廬山寺」
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歴史の記憶を語り継ぐ廬山寺
![歴史の記憶を語り継ぐ廬山寺](https://kyoto-masters.com/wp-content/uploads/2018/06/86C77501-8A0E-41E7-88A0-65846574941C-e1528685143514.jpeg)
京都御所からほど近く、寺町通り沿いに静かに佇む廬山寺。
白砂としっとりとした苔庭が、雅な香りを漂わせる庭園は見ものです。
また、鬼おどりと呼ばれる京都を代表する節分行事には、多くの人々が訪れ大変賑わいます。
白砂に映える、桔梗が咲き誇る庭
![白砂に映える、桔梗が咲き誇る庭](https://kyoto-masters.com/wp-content/uploads/2018/06/20757FDE-D020-4BB4-8D69-63A2A73563C4-e1528685156219.jpeg)
敷き詰められた白川砂に、点在するつややかな苔の小島のコントラストが美しい本堂前庭園。
夏には約1,000株の桔梗が星型の清楚な花を咲かせ、庭姿を気品高く一変させます。
源氏物語に出てくる「朝顔の花」は桔梗を指すと言われ、物語を偲べる庭園となっています。
花付き良く見事に咲く桔梗
![花付き良く見事に咲く桔梗](https://kyoto-masters.com/wp-content/uploads/2018/06/89CF2D2C-3CA7-411D-8E9E-A9E8FF19C61E-e1528685172221.jpeg)
桔梗は花期が長く、例年6月から9月初旬頃まで咲き続ける夏の花です。
華やかさの中にも奥ゆかしさや、たおやかさを感じます。
品のある青紫の凛とした立ち姿を愛でる時間は、ひとときの涼をもたらしてくれるかもしれません。
紫式部ゆかりの廬山寺
![紫式部ゆかりの廬山寺](https://kyoto-masters.com/wp-content/uploads/2018/06/99507F37-C83A-412D-9501-48F07476A0F9.jpeg)
世界最古の文豪としてユネスコにも取り上げられた紫式部。
廬山寺は平安時代に紫式部の邸宅があったとされる場所で、ここで源氏物語を執筆したとも伝えられています。
遠い昔にしばし思いを馳せてしまいたくなる、穏やかな時間が流れます。
鐘楼前の見事な紅葉
![鐘楼前の見事な紅葉](https://kyoto-masters.com/wp-content/uploads/2018/06/2786F4B5-15C6-4F1A-98CC-FE5F045BC950-e1528685703844.jpeg)
桔梗の名所として名高い廬山寺ですが、秋には美しい紅葉も見られます。
視線を誘導するように境内をぐるりと赤く染め上げます。
苔に落ちた赤い葉も、散ってもなお楽しませてくれる、紅葉の穴場とも言えるでしょう。
施設名 | 廬山寺(ろざんじ) |
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住所 | 〒602-0852 京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397 |
電話番号 | 075-231-0355 |
最寄り駅 | 京阪「出町柳駅」徒歩約15分 |
URL | http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/ |
最寄りのバス停 | 市バス 「府立医大病院前」徒歩約5分 |
営業時間 | 拝観時間 9:00~16:00 |
定休日 | ※要問い合わせ |